2023年の”WatchOS10″を全然AppleWatcを知らない人にも伝えたい記事

Apple Watch

今年もアップデートされるOSの中からユーザー目線で使える機能をまとめてみました。

WatchOSは遂に10まできた!

ちょっといきなり外れますが、MacOSもiPhoneも「9」と言う数字を外してきてたのに何故か順当にアップデートされていることが個人的なApple七不思議の一つ。が、めでたく今年『WatchOS10』が更新されることも決まっているのでここからまとめていきたいと思います。

公式の案内ページはこちらから
https://www.apple.com/jp/watchos/watchos-preview/

更新の目玉はウィジェット機能「スマートスタック」

今年は全体的にGUI(グラフィックユーザーインターフェース)が大きく刷新されようとしている印象。
※GUI…デザインされたボタンとかアイコンとかのこと

「スマートスタック」もその内の一つで、ホーム画面(時計を表示している画面)の状態からDigital Crownを上に回すことで呼び出すことができる新機能!

アプリが対応すれば、アプリを開かなくてもここで情報を確認することができる。

この画像から見る限り「ミュージック」アプリの再生・停止が行えたり、「天気」アプリで予報が確認できるようだ。

元々Apple Watchには「コンプリケーション」と言うカスタマイズ機能があって、利用者はそれぞれ好きな文字盤に必要な情報を並べて使用している。

この機能はコンプリケーションに入れるまでもないが、「なんだかんだ見るよな〜」と言ったアプリを並べるとか、「天気やカレンダー」などの共通で設定する項目をここへ逃してしまうとか、といった使い方になるのかなと思う。

未来感のある(昭和生まれなので…)デザインが好印象ではあるが、自由に並び替えできるのか?不必要なものは削除できるのか?どこまでユーザーに自由度を与えてくれているのかによって使い勝手も変わりそうな気がしている。

純正アプリのデザインが一新!

素直に嬉しいのはこちらのアップデートかもしれない。

新しくなった「世界時計」アプリ
新しくなった「天気」アプリ

こちらは全体の要素としては旧デザインと大きく変わってはいないが、明らかに視認性やデザインが大きく変わっている。

シリーズ3までのApple Watchはディスプレイ自体に角のある四角い形だった為に黒いベゼルに紛れさせることで全体を大きく広く見せていた。その為「黒」を基本としたデザインにせざるを得なかったのだと思う。

これが、シリーズ4で角丸ディスプレイが採用されて、シリーズ7でさらに大きなディスプレイになった。今後もこういった動きは続くだろうと思うとやっぱり今持っている”初代SE”ではだんだんと対応できないことが増えそうで今から戦々恐々としている。

更新前の「世界時計」と「天気」アプリ。背景が黒い。

新しい文字盤は2種「スヌーピー」と「パレット」

毎回、追加文字盤の情報で一番ドキドキしてしまうYahtoshiさんなんですが、今年はこちらの2種類が登場です。

「スヌーピー」

WatchOS10 追加文字盤「スヌーピー」

ウッドストックしかいませんが「スヌーピー」文字盤です。※スヌーピーもちゃんと出ます。

これまでキャラクター文字盤といえば「ミッキーマウスとミニーマウス」「トイ・ストーリー」の二つが搭載されています。個人的にはあんまり選ぶことはないのですが、設定しておくとウチの4歳児が興味津々になってくれるので出先で気を逸らしたい時に便利。

正直あんまりここら辺のキャラクターに想いを寄せたことがないのですが、好きな人にとっては感無量だろうなと思います。「ジョジョの奇妙な冒険」っていう漫画がこの世で一番好きなんですが、どうにかコラボしないかな〜…(ないか)

「パレット」

WatchOS10 追加文字盤「パレット」

一目見た時の既視感。というか「グラデーション」とほとんど同じだよね、と。

細かい部分をみると当然違うんですが、色の濃淡で針を追いかけるような作りだったり基本的なコンセプトは一緒のような気がします。とはいえ使ってみたら「思ってたのと違う!」みたいな挙動したりすることも多いので早く使ってみたい!

ワークアウト「サイクリング」の機能強化

あんまりスポーツをしないのでぼーっと見てしまったのですが、ダイビング用のコンピューターに引き続きサイクリング用コンピューターの座も奪うようです。

サイクリングする女性

Bluetooth対応アクセサリに自動で接続

「Apple Watchに”サイコン”が入ったら買うのにな〜」と仰られていた上司の方見てますか?入りましたよ(笑)あれから7年近く経ちますが…

ダイビングに比べるとサイクリングが趣味な方って日常的に使うモノだと思うんですけど、今使っているものにこだわってたり、そもそも設置場所がハンドルと腕だとどちらが楽なのかとかこれは一筋縄で行かないような気もしますが、やり始めた人にとっては手っ取り早くておすすめできそう!

とか考えてたらやっぱりAppleは考えてた

すいません、測定された情報はライブ情報としてiPhone上にも表示が可能だそうです。なので結局ハンドルにスマホを固定すればサイコンよりも見やすい表示になりそうです。

Apple Watchに同期されたライブ情報がiPhone上にも表示される

サイクリングにも「ゾーン」が追加

前回のWatchOS9で追加されたランニング用のゾーン。こちらにも登場だそうです。
本当にここら辺は知識が浅いので詳しいことは言えないですが、特定のゾーンを維持するように運動すると体へのダメージを減らしながら効率よく鍛えたり、脂肪燃焼できたりするらしいです。

ランニングに比べるとゾーンが多い

日本だって山がいっぱいなんだから、ハイキングさせてよ!

こっちのアップデートは基本的にアメリカでの対応が主になっているので世界(日本)に広がるのはまだ先になりそう。

ハイキング(トレイル)の情報検索(アメリカ限定)

トレイル(森林や山の中にある歩く為に整備された道)を検索して表示できるようになるとのこと。日本でも対応してくれると安心して山に入れるのにな。

地形図表示機能(アメリカ限定)

こちらもアメリカ限定の機能にはなりますが、地形図の上にトレイルも含めて表示ができるそうです。

地形図の中にトレイル(ハイキング用の道)も見て取れる。でもアメリカ限定。

コンパスには立体的な高低差も残るように

前回のコンパスのアップデートに合わせて追加された「バックトレース」機能に高低差も含めた道のりが記録されるようになるようです。また、ウェイポイントや最後に電波を受けることができた場所も推定してお知らせしてくれるとのことなので、子供とよく行くような家庭は高いとかじゃなく安全を確保する上でも持たせてほしい。

立体的なトレースが表示されたコンパスアプリの画面
白い線が上にカーブするように盛り上がって高低差を表現している

心のケアもいたします

マインドフルネスの中にその時の気分を記録する機能が追加されるようです。自分の感情がその時どうだったのかを知ることで立ち直るきっかけを掴んだり、外で太陽を浴びた時間や室内にいた時間など総合的な情報を管理してくれて、記録した感情のメモ(その時の気分を用意された感情を表すイラストを選択して残す)と照らし合わせることで生活要因なのか、それとも他のことなのか、といった具合に心の管理ができるとのこと。

自分の場合は家から出ないのが一番ハッピー!

目の健康まで守る!

iPadOSでも顔と画面の距離を測って注意を促す機能が追加されるとのことで、iPad miniでマイクラを楽しみまくっている4歳児にはうってつけ!…と思っていたところ、Apple Watchにも別の方向から注意を促す機能が追加。

1日毎に屋外にいた時間が棒グラフで表示される
屋外にいた時間が、各日毎に棒グラフで表される

近視の発症を抑える方法として”屋外で時間を過ごさせる”と良い(単純に近いものをみる時間が減るから?)らしく、Apple Watchに搭載されている環境光を検知するセンサーを使って太陽の下に出た時間を計測してくれるモノとのこと。保護者がその時間を確認することで外で遊ぶことを促して発生原因を抑えるといった対策が取れる。

とはいえ、今の時代 外で過ごすよりも中で遊ぶ方が面白いものが多い時代なのも事実。
どうやって外に連れ出すのか親にとっては少し頭を悩ますところでもある…あと曇りの日は?

NameDropはApple Watchでも対応

iOSに追加されると発表された機能の中にも含まれているアップデート。自分のプロフィールカードを相手のiPhoneと自分のApple Watchを近づけることでほとんどの操作を必要とせずにアドレスに追加ができる機能。ガラケー時代はこういう機能よく使ってましたよね、赤外線を使って短距離送信するとかね。全く意味わかんなかったけど若いうちって順応早かったからな…

iPhoneとApple Watchを重ねるように近づけるイメージ

FaceTimeに残したビデオメッセージを閲覧

次回のiOS17へのアップデートでFaceTimeの”留守ビデオ”機能が追加されるが、それをApple Watchでも確認することができるとのこと。グループチャットの場合も確認可能とのことだが、日本の場合LINEが共通のコミュニケーションアプリの座を収めてるのであまり見かけることはないかも…

組織管理する

モバイルデバイス管理(MDM)へのAppleWatchの登録、VPNの構成、車内用アプリの導入ができるとのこと。

ゴルフ好きなお父さんはこれを理由に買ってみる?

シリーズ8やUltraなどにすでに搭載されているモーションセンサー(動きを検知するセンサー)はかなり優秀です。その機能を使って「ゴルフのスイングする時の手首の捻り具合」を検知したり、テニスでのラケットをふる動作を検知するなど運動毎に徐々に一段掘り下げた機能が追加されていきそう。

手のイメージ図に角度を示す数値が表示されている
ゴルフスイングの手首の角度を表示してくれている

地図をWatch上で、しかもオフラインで

Apple Watch上にも昔から地図アプリは搭載されていますが、起動がとにかく重かった!理由の一つに現在地を入手して周辺マップをダウンロードして表示する、といった一連の流れが関係しているのだと思いますが、そのMAP自体をあらかじめiPhone本体に保存してしまうということです。

保存されているのでオフライン状態でも地図自体を表示してみることは可能になるといった内容です。
おそらく普段の動作速度も上がりそうと睨んでます。

服薬のフォローを時計がしてくれるんだよ

定期的に薬を服用されている方にとっては便利。飲み忘れた時にお知らせしてくれる機能がApple Watchも対応みたいです。常習的に服薬される方だと「あれ、飲んだっけ?」って絶対になると思います。飲んだこと自体を記録しておく手間が発生してしまうものの飲み忘れていたら教えてくれるのはありがたい。

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