まさか1年で上限が85%を切る
”iPhone13mini”が登場したのは、2021年9月のAppleイベント。
すでに噂の段階で”mini”シリーズが登場するのは今年が最後と言われていたので満を辞してiPhone11Proから買い替える決意をした。
…といっても、結局買い替えたのは2年縛りもあったので翌年(2022年)の2月頃でした。
それからは普通にスマホとしての運用はもちろんのこと、YouTubeチャンネル”Yahtoshiとがじぇっと”の撮影用端末としてかなり使っていた。
今数えてみると38本はこのスマホで撮影している…
1回の撮影になんだかんだ3〜4時間はかかるのでMAX142時間は動画撮影の為に酷使してたことになる。
そのセイもあってか、2023年3月の時点でバッテリーの上限が85%を切る事態に!
下の動画もご覧ください。
85%を切ると流石にバッテリー少ない!
購入を決めた時に覚悟はしていたけど、流石に1年と少しでここまで減るのは予想してなかった。
今までの経験上iPhoneの「充電が少ない!」と体感するようになるまで2年かかることが多かったのでminiとはいえそれくらい保ってくれるだろうと楽観視していた。
そしたら恐ろしい速さでバッテリー容量が減少し、実際外に持ち出す時にはもばりバッテリーは必須。
正直スマホ依存症もいいところな自分にとってはかなり深刻な問題となってしまった。
Apple Care+での無料交換は80%を切ってから
もちろん、バッテリーに対する対策を考えてなかったわけではない。本体の保護の意味も込めてちゃんとApple Care+も加入している。月々支払いで。
iPhoneXでリンゴループを経験してからは何が起きるかわからないって!ってことで 加入しているのだけど、この保証内容の中に「バッテリー交換」も含まれている。
その条件というのが「バッテリーの上限値が80%を切ったら交換できる」といったもの。
実際には80%を切ったタイミングでiPhoneから通知が届くらしく、それが来たら交換ができる。
ちなみに、これを書いている今現在(2023年6月)は”84%”と表示されている。
元々14ヶ月くらいで15%ほど最大容量が減っていたことを考えるとここにきてだいぶ鈍化してきた。
なぜ鈍化したのかっていうと充電の仕方と使い方を少し見直したからと思う。
※実際の計測方法はわからないからなんともいえないけどね…
原因と対策を考えてみた
原因は、先に書いた通りカメラとして使っていたからだと思う。
でも実際に何がダメなのかを調べてみたわけです。
iPhoneなどのモバイル機器に使われているバッテリーは「リチウムイオンバッテリー」
劣化する原因を色々探ってみたところ
リチウムイオンバッテリーの仕組みを理解
そもそも、どういう仕組みで使えているのかを調べてみると「リチウムイオン」がプラス極とマイナス極を行ったり来たりすることで充電したり、放電したりすることで「バッテリー」という仕組みができているとのこと。
プラス極に「リチウムイオン」が移動すると”充電”されている状態
マイナス極に「リチウムイオン」が移動すると”放電”されている状態
これを回数重ねて行うと、中の「リチウムイオン」が徐々に現象してしまうので充電容量の上限も下がるといった仕組みになるとのこと。
劣化を早めてしまう原因は?
普通に使っててもバッテリーは消耗(劣化)してしまうもの。
その中でも劣化を促進してしまう原因も探ってみた。
バッテリーの過充電、過放電
過充電は、100%になってもさらに充電されている状態を指す。
ただ、iPhoneに関してはここを制御する仕組みが入っているので心配しなくても大丈夫。
過放電は、言葉としては初めて知ったが、単純に考えると0%を下回っても放電を続けようとしてしまう状態のことを指すようだ。リチウムイオンバッテリーは「自己放電」してしまう特性を持っているそうで、0%を下回っても放電を続けようとしてしまい中の状態が物理的に劣化してしまうらしい。
熱が高くなっている状況が続く
バッテリー内部で化学反応を起こして放電/充電する訳ですが、その化学反応を起こすと同時に熱も発生する。その熱が一定高くなるとさらに化学反応を早めてしまい結果リチウムイオンが減少してバッテリー容量の上限が下がってしまうらしい。
専門的なところはちゃんとわからない部分もあったが大筋はあっていると思う。
やはり最大の原因は「熱」にあった
多分、そうだと思っている。(弱気)
実際カメラでの撮影が長時間になるとどうしても本体は熱くなる。MagSafe充電を多用してたけど、これもライトニングケーブルの直挿しより発熱している(体感)
ということで動画を公開した後も色々と考えてみた。
とはいっても、もう少ないのだ!
最大容量が84%しかない今が辛い!
元々100%の状態でも3000mAhより少ない容量だったわけで、さらに84%まで下がっているということを考えれば今の時代かなり辛い。
なのでまずは運用から改善。
本当にこの動画を出した直後に、すごいタイミングの良さでPITAKAさんから「これご紹介いただけませんか?」とお話をいただいたのがこちら
一見すると充電器としては定番なiPhoneとAirPodsの充電ができるだけのように見えるが、実はiPhoneを充電する部分には秘密があって
取り外すことでiPhoneのMagSafeに対応したモバイル充電器として利用することができる。
本体のドックに取り付けている状態の時はモバイルバッテリー部分にも充電されながらiPhoneも充電できる”パススルー機能”をもっているので自宅では常にどちらも充電することができる。
その上で出かける時には分離してモバイルバッテリーとしての運用が可能なのである。
モバイルで持ち歩く時もMagSafeで装着すれば自動的に充電が開始される手軽さで非常に便利!
詳細はこちらの動画でご案内しているのでよければ是非。
モバイルバッテリーの能力としては、4000mAhの容量があるのでminiを1回余裕でフル充電できる。
それでいて装着した時のコンパクトさ、持ちやすさは群を抜いて良い。
ということで運用についてはこれで決まった。
冷やして充電する強さに驚愕
その後しばらくしてお声がけいただいたものだがESRの3in1ワイヤレス チャージャー。
こちらもは3in1充電器ではあるものの今までのものと全く違った。
こちらはMagSafe充電器の弱点である「熱」を克服するためにESR独自規格「CryoBoost」という機能が搭載されている。これが本当に驚きで、簡単に言うと放熱版で冷やす形式の充電器になっている。
空冷、水冷などの様々な「冷やす」ことに特化した充電ケースをAmazonでみたことがあったけど、レビューをみるとそんなに効果は期待できないものが多い中、こちらの効果はバツグン!長時間の充電になってもiPhoneの本体がほとんど熱くならない。
この「ESR」のロゴが入っている部分に放熱版が搭載されている。
それを背面にあるファンで冷やすことでiPhoneから熱を奪う仕組みになっている。
やっぱり、MagSafe充電はケーブル充電に比べて熱が多く発生するらしい。その為、iPhoneのiOSに搭載されている「バッテリーの最適化」によって高温になった時に”給電量”を抑える、もしくは、充電を停止して温度を冷ましてから充電を再開するようにできている。
通常のケーブル充電に比べると100%に到達するまでの時間が長いのはそのせいで、また、バッテリーにも負荷を与えてしまう。
それを直接冷やすことで二つの問題を改善してしまう。
正直体感しないと良さが伝えにくいが、100%まで到達するスピードは圧倒的に早いことと、充電していてもほんのり”あったかい”くらいでホッカイロ並に熱くなっていたことを考えれば、冷えていると言える。
後悔先に立たず…
この改善、特に”CryoBoost”のおかげで最大容量の減少を少し食い止められたと思う。
とはいえ、初めから対策できていればな〜…
この二つの製品に出会うことで”持ち歩き”、”充電”の二つに対して対策ができたのは感謝。今のタイミングでもApple StoreでiPhone13miniは買えるし、家電量販店で格安に購入できる対象機種にもなっていることが多いので手に入れる時には参考にしてもらえると嬉しい。
特に中古の購入は気をつけて、AppleCare+がついているのであれば交換できるがないことがほとんどだと思うので自分で交換は結果的に高くついてしまうから…
コメント